いばらき有機農業技術研究会 2025年度有機農業技術セミナー

2025年08月29日

日本有機農業学会共催セミナー:参加者募集中です。ふるってご参加ください。

いばらき有機農業技術研究会 2025年度有機農業技術セミナー

(仮題)農業から気候変動を食い止める ― 有機農法による土壌と生態系再生の技術と展望
~大豆・麦・ヒマワリ等の有機栽培による環境再生型農業の可能性~
1. 実施概要
日時:2025年9月27日(土) 9:30~16:00
午前会場:友部コモンズ農場(茨城県笠間市)
午後会場:笠間市友部公民館 3階大ホール(定員240名)
主催:いばらき有機農業技術研究会
共催:日本有機農業学会
共催(依頼中):茨城大学GTech、(一社)日本有機加工食品コンソーシアム、NPO法人友部コモンズ、笠間城里地域有機農業推進協議会

協賛:エコー茨城環境保全基金、いばらきコープ環境基金、JA茨城中央会、JA常陸、JA水戸

2. テーマ
近年、農業現場における気候変動の影響は年々大きくなっています。
有機農業(化学肥料や合成農薬を用いない栽培)は、土壌の有機物循環を高め、生物多様性を保全することを通じて、気候変動緩和に貢献する可能性が示されています。また、土壌構造の改善によって豪雨や干ばつに強い圃場を形成し、病害虫に対する作物の健全性を高める効果も期待されます。

本セミナーでは、大豆・麦・ヒマワリなど穀物系作物を対象に、研究者からの報告と有機農家による現場実践の紹介を行い、環境再生型農業の展望を共有します

3. 期待される効果
県内有機農家が、環境と有機農業の関係をより深く理解し、持続可能な営農へ取り組む意欲を高める。慣行農家が、環境保全と農業経営の両立の可能性を認識し、新しい挑戦への契機とする。有機農業に関する誤解(例:不十分な知識による「中途半端な無農薬栽培」の失敗など)を解消し、正しい理解を広める。

4. プログラム
午前の部(圃場研修会|友部コモンズ農場)
9:30 集合・受付開始
10:00 圃場研修開始
 テーマ:「不耕起栽培の試みと課題 ― 現状と今後の方向性」
 担当:小松崎将一、松岡尚孝、友部コモンズ圃場スタッフ
11:30 昼食・移動(予約制弁当1,000円)
午後の部(技術セミナー・シンポジウム|笠間市友部公民館)
13:00 開会挨拶(松岡尚孝)
13:10~14:20 基調講演
 「有機農業と生物多様性 ― 環境再生型農業の可能性」(仮題)
 講師:金子信博 氏(横浜国立大学・福島大学名誉教授、島根大学客員教授)
14:20~14:30 休憩
14:30~15:10 研究報告
 「関東地域における大豆有機栽培技術体系」(仮題)
 講師:田澤純子 氏(農研機構 中日本農業研究センター グループ長)
15:20~16:15 現場実践者による報告(各15分)
 - パラダイスビアーファクトリー(茨城県鹿嶋市):無肥料大豆・麦栽培と加工販売
 - 尺尺ファーム(茨城県桜川市):有機大豆・麦栽培と加工販売
 - 香川県まんのう町:ヒマワリによる景観・土壌保全栽培と加工品製造
16:15~16:20 休憩
16:20~17:00 クロストーク・質疑応答・全体対話

 モデレーター:小松崎将一(茨城大学)

5. 参加申込
以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/pFKRNKUuMeuZgPG28