日本有機農業学会メールマガジン第047号(2023年10月11日)

2023年10月11日

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□■□      日本有機農業学会メールマガジン        □■□
第47号  2023/10/11(臨時号)

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❏ 有機農業研究者会議2023 ポスター発表 募集のおしらせ
❏ 第24回(大阪)大会(第2報) プログラムのお知らせ
❏ 地域農林経済学会 2023年度国際シンポジウムの参加登録に関するお知らせ

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 有機農業研究者会議2023 ポスター発表 募集のご案内
11月17日(金)~18日(土)に開催される「有機農業研究者会議2023」(メルマガ第46号で既報)では、17日にポスターセッションを実施します。以下の要領をお読みいただき、参加をご検討下さい。
趣旨:有機農業に関する研究成果および有機農業実践者の事例などをポスターで発表し、発表者、参加者間で意見交換する場です。
日時:11月17日(金)9:10~17:00ポスター掲示、12:20~13:30コアタイム
場所:東広島芸術文化ホールくらら
申し込み:ポスターの大きさは最大A0サイズ(84cm×119cm)です。発表を希望される方は、11月6日(月)までに①発表題目、②報告者氏名、③所属、④代表者氏名、⑤代表者E-mailをご記入の上、エントリーをお願いいたします。また資料集に掲載する要旨の提出もお願いします。長さはA4で3~4枚程度、実践者は1~3枚程度。要旨の〆切も11月6日(月)です。要旨はこちらの書式を使用してください。エントリー、要旨ともに事務局・渡邊(yuki.gakkai.newsletter@gmail.com)まで送付をお願いします。

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 第24回(大阪)大会(第2報) プログラムのお知らせ

期 間:2023年12月 9日(土)~12 月10日(日)
会 場:摂南大学(枚方キャンパス)を会場とした対面+オンライン参加

※個別発表とポスター発表の申し込みはメールマガジン第46号をご覧下さい。申し込み締め切りは10月31日です。大会参加申込は11月上旬から開始します(Peatixからの申し込みとなります)。

<12月9日(土)>
10:00~10:15 開会セレモニー
10:15~12:15 特別セッション  『有機農業大全』 合評会
■趣旨:澤登早苗・小松崎将一編著『有機農業大全』(コモンズ、2019年)は、日本有機農業学会の設立20周年を記念して刊行された成果物で、分業関係に置かれやすい社会科学と自然科学の研究者が垣根を超えて一冊の本を編むという試みだった。しかし、本書は刊行直後に新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴う混乱などにより、その意義、可能性、課題点等を学会内で十分に検討する機会を失ったまま、2022年に至ってしまった。そこで、このたび、第24回の特別セッションとして本書の合評会を開催することにした。有機農業研究の到達点と課題、今後の展望等を見定めていくための議論が交わされることを期待したい。
プログラムと登壇者は次号のメルマガでご案内します。

12:15~13:15 昼食・休憩

13:15~16:30 全体セッション 検証・みどりの食料システム戦略

―社会科学、自然科学および実践の視点から―
■趣旨:2021年5月にみどりの食料システム戦略(みどり戦略)が策定された。みどり戦略は2050年までに農地の25%(100万ha)を有機農業に転換することを目標のひとつとしている。日本有機農業学会は、2021年3月にみどり戦略の中間とりまとめに対する提言書を発表した経緯がある。
その後、みどり戦略を積極的に推進する自治体が増加している反面、目標の実現可能性を疑問視する声も少なくない。さらに、AI(人工知能)、ゲノム編集、RNA農薬等の技術を持続可能と評価してよいのか、どのような農業(農業像)を誰が担うべきか、農業技術は誰がどのように開発普及すべきなのか等の問題が提起されている。本セッションではこうした問題意識に立ち、社会科学、自然科学、および実践の3つの視点からみどり戦略を検証する。みどり戦略を気候変動や生物多様性喪失、食料危機等に対する国際アジェンダの文脈から理解すると同時に、食料・農業・農村基本法見直しとの関連にも位置づけながら議論を展開したい。
■座長:成澤才彦(茨城大学)
■報告(報告タイトルは調整中)
谷口吉光(秋田県立大学)
古賀伸久(農研機構 九州沖縄農業研究センター・非会員)
立川雅司(名古屋大学・非会員)
西村いつき(兵庫県)
■コメンテーター
小松﨑将一(茨城大学)
澤登早苗(恵泉女学園大学)
総合討論

16:30~18:15 総会(終了後、学会賞授与式)
18:30~20:30 懇親会

<12月10日(日)>
9:30~13:00 ポスターセッション
9:30~11:30 地域セッション 大阪都市圏における有機農業の現在地
■趣旨:大消費地である大阪府およびその近郊府県では、消費者や流通業者との密接なパートナーシップが有機農業の発展に大きな役割を果たしてきました。近年は新規参入者を中心に、少量多品目栽培・前払い制によるCSAの実践や、品目を絞り込み、高品質・高栄養の有機農産物を多様な販路へ供給する営農スタイル等、新たな形の有機農業が展開されています。本セッションでは3組の取り組み事例をもとに、大阪の有機農業や流通の現状を学び、今後の発展の方策を考えます。
■座長:谷口葉子(摂南大学)
■報告
「前払い制によるCSAの取組み、能勢エリアにおける有機農業の地域的拡がりについて」(仮)
成田洋平(成田ふぁーむ)
「少品目・非提携型の有機農業経営、地域の事業者との連携事業について」(仮)
大島哲平((ひらかた独歩ふぁーむ)
「消費者・流通(生協)と農家との協同を通した有機農業の発展について」(仮)
辰巳千嘉子(コープ自然派事業連合)
■コメンテーター
中村貴子(京都府立大学) 他1名調整中
■後援:摂南大学先端アグリ研究所
※地域セッションについては非会員にも無料で参加していただきます。

11:30~13:00 昼食休憩(ポスターセッションのコアタイム)

13:00~14:00 個別発表I
14:00~15:00 個別発表II

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「地域農林経済学会 2023年度国際シンポジウムの参加登録に関するお知らせ
2023年10月27日(金)~29日(日)に広島大学で開催される地域農林経済学会第73回大会(https://a-rafe.org/6/0)において、日本有機農業学会は国際シンポジウム「Scaling up Agroecology from Policies to Practices: Emerging Policies and Contradictions in the Global North(政策および実践におけるアグロエコロジーの普及-日欧米におけるアグロエコロジー政策の展開と矛盾-)」(10月29日14~16時開催)(https://a-rafe.org/110/11)を後援することになりました。

谷口吉光会長が開会の挨拶を、関根佳恵理事が座長を、石井圭一副会長兼国際交流委員長が第3報告「Emerging Policies and Contradictions in Japan: Pathways to Agroecology within the Framework of a Production-oriented Agricultural Policy」をおこないます。報告者の詳細と要旨は、地域農林経済学会のウェブサイト(https://a-rafe.org/uploads/file/file_20230619113804.pdf)をご覧ください。

日本有機農業学会の会員は、この国際シンポジウムに地域農林経済学会員と同じ参加費で参加することができます。対面参加の場合、大会参加費は普通会員3,000円、非会員4,000円、学生会員・学生非会員1,000円、懇親会費は普通会員5,000円,学生会員3,000円です。オンライン参加(Zoomウェビナー)の場合、会員・非会員を問わず1,500円で大会講演会および国際シンポジウムを視聴することが可能です。

参加登録は、2023年10月20日(土)23:59(日本時間)までに、こちらのサイトからお願いいたします(https://business.form-mailer.jp/fms/bd23a4e788440)。 ぜひ、この機会にふるってご参加ください。参加費の振込先情報は、以下のリンクの2ページ目をご覧ください。
https://a-rafe.org/uploads/file/file_20230923025608.pdf」
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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❖発 行:日本有機農業学会
❖事務局:福島大学 食農学類 渡邊芳倫研究室内
〒960-1296 福島県福島市金谷川1
E-mail yuki_gakkai [アットマーク] yuki-gakkai.com
❖編集・送信:林薫平(事務局長)・渡邊芳倫(事務局次長)

メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジンへの情報掲載のご依頼(毎月10日締切)、その他お問い合わせは、上記までメールでご連絡ください。

❖年会費の振込先:郵便振替口座/00930-5-155607 加入者名/日本有機農業学会