第009号(2020年12月15日)

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□■□      日本有機農業学会メールマガジン        □■□

第009号  2020/12/15

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❏ 第21回学会大会(オンライン開催)のご報告
❏ 「第25期日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明」の再表明
❏ 国際交流委員の稲葉光國さん(NPO法人民間稲作研究所代表理事)のご逝去
❏ 編集委員会からのお知らせ
❏ “有機農業”の窓 / 共生社会システム学会:オンライン公開研究会・ミニシンポジウムのご案内
❏ “有機農業”の窓 / 一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト:2021年度「ネオニコチノイド農薬に関する企画」公募のお知らせ

 

 

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❏第21回学会大会(オンライン開催)のご報告

12月5日(土)~6日(日)にオンラインで開催された第21回学会大会は、136名(正会員60名,学生・研修生58名,非会員18名)のご参加をいただき、無事に終了いたしました。初めてのオンライン開催ということで、新たな試みをいろいろ行いました。ご協力いただいたすべての皆様にお礼申し上げます。
なお、参加者の皆様には、今後の学会運営の参考にするため事後アンケートへのご協力をお願いしています。12月9日に事務局から送られたメールに質問用紙のリンクを示しましたので、12月16日までにご回答いただきますようにお願いいたします。

 

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❏「第25期日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明」の再表明

大会に合わせて行われた第21回総会では、2020年度事業報告と決算報告、2021年度事業計画および予算案、会則改正が提案され、すべてご承認いただきました。
「その他」の時間に、会員から「10月9日に理事会名で表明された『第25期日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明』を学会名で再表明すべきである」という動議が出されました。この声明は菅首相が日本学術会議の推薦した会員候補105人のうち6人の任命を拒否したことに対する抗議の意志表示でしたが、理事会でこの問題を検討した10月上旬は事態が非常に流動的で、早急に声明を出す必要があったため、学会全体で意見をまとめる時間がなく理事会名での表明となりました。
今回、総会での動議は、この声明が学会全体の意志表示であることを明らかにするため、文言を変えることなく、学会名で再表明するように提案されたものです。意見交換の後、議長が採決した結果、動議への賛成が過半数だったため、動議は可決されました(採決当時の出席者は32名、賛成者は29名でしたが、Zoom画面上での集計のため多少の誤差はあったかもしれません)。
以上の結果を受け、近日中に学会ホームページの該当個所を修正いたします。

 

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❏国際交流委員の稲葉光國さん(NPO法人民間稲作研究所代表理事)ご逝去

学会の国際交流委員をお願いしていたNPO法人民間稲作研究所代表理事の稲葉光國さんが12月11日にご病気のため逝去されました。76歳でした。在野の有機稲作の指導者として、「循環型有機農業」の技術開発を軸に、稲・麦・大豆・菜種の輪作体系の確立、全国各地での有機稲作技術の指導、有機農産物の加工品開発、日韓中環境保全型稲作の国際交流、ブータンにおける有機農業の普及活動など、多方面で未踏の領域を切り拓いた有機農業の偉大な先駆者でした。心からご冥福をお祈りいたします。なお、ご葬儀は12月15日に栃木県下野市で執り行われました。

 

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❏編集委員会からのお知らせ

『有機農業研究』第12巻第1号が、先月末よりJ-STAGEで公開されています。
第12巻2号は、今年中に皆様のお手元に届く予定ですので、もう少々お待ち下さい。
投稿は随時受け付けております。10月に開催された社会科学系テーマ研究会や先日の大会の報告等に基づくご投稿もお待ちしております。

 

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❏“有機農業”の窓 / 共生社会システム学会:オンライン公開研究会・ミニシンポジウムのご案内

「 ウイズ・コロナ時代と共生社会のゆくえ~ワンヘルス、SDGs、ポスト新自由主義の動向~」

日時: 12月19日(土)13時~15時半
場所: オンラインで開催(zoomを予定)

・基調報告:「ポストコロナ時代への展望 ~ SDGs・ワンヘルス・共生社会」
古沢広祐(國學院大客員教授)
*関連情報:http://www.systemken.org/s129.pdf
https://www.jwcs.org/data/2007_hurusawa.pdf
「農業と経済」12月臨増:http://www.showado-kyoto.jp/book/b534044.html

・特別報告:「コロナ時代になぜワンヘルスが必要なのか ~ 世界の取り組みから」
戸上絵理(カリフォルニア大学デイビス校獣医学部元ワンヘルスフェロー、WHO危機管理部門Covid-19疫学班)
*関連情報:https://rr-asia.oie.int/wp-content/uploads/2020/02/06_uc-davis_dr-togami.pdf
【WHOでご活躍、戸上絵理先生にインタビュー】:
https://ivsajapan.jimdofree.com/%E7%8D%A3times/?fbclid=IwAR0JfyUMu9c9oCsIOtU5jPXyiF1PD7kB9eDAK5U6KH5_9nyR50ZbXYl97n8

コメンテーター:荒木和秋(酪農学園大)、市原あかね(金沢大:座長兼務)

*参加費無料、どなたでも以下から参加申し込みできます。
申し込んでいただいた方にzoom会議室等をご連絡いたします。
https://forms.gle/GRfrp4QnRHrsDjSd8

*学会サイト:https://www.kyosei-gakkai.jp/
(問い合わせ)古沢研究室:furusawa*kokugakuin.ac.jp  (*)を(@)に変えてメール送付ください。

 

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❏“有機農業”の窓 / 一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト:2021年度「ネオニコチノイド農薬に関する企画」公募のお知らせ

一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(代表理事:星川淳)は、2020年12月14日~2021年2月1日まで、個人および団体を対象に下記の要領で助成企画を公募しています( https://www.actbeyondtrust.org/info/5568/ )。詳細については添付の書類のほか、当法人ウェブサイト(https://www.actbeyondtrust.org)をご参照ください。

1. 助成プログラム名称
ネオニコチノイド系農薬に関する企画
「調査・研究」もしくは「広報・社会訴求」分野のいずれかを選択
2. 助成金額:1企画あたりの助成額:上限100万円
3. 助成対象期間: 2021年4月1日~2022年3月31日の間に実施される活動
4. 応募受付期間: 2020年12月14日~2021年2月1日
5. 問い合わせ先:
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト 助成係
電話:070-6551-9266(平日10:00~19:00)
Email:grant@actbeyondtrust.org
http://www.actbeyondtrust.org
https://www.facebook.com/actbeyondtrust
※ 12/26~1/11は年末年始休業

2020年度採択企画例:
●ため池や自然止水域におけるネオニコチノイド系農薬の汚染状況と絶滅危惧水生昆虫の生息状況の相関調査
●浜名湖流域におけるネオニコチノイド系農薬の濃度分布
●哺乳類副腎髄質細胞の低濃度ネオニコチノイド系農薬に対する感受性増大機構の解明
●ネオニコチノイド系農薬曝露で惹起される経世代影響と高次脳機能破綻メカニズムの検証

 

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❖発 行:日本有機農業学会
❖事務局:千葉商科大学 人間社会学部 小口広太研究室内
〒272-8512 千葉県市川市国府台1-3-1研究館R410
E-mail yuki_gakkai [アットマーク] yuki-gakkai.com
❖編集・送信:小口広太(事務局長)

メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジンへの情報掲載のご依頼(毎月10日締切)、その他お問い合わせは、上記までメールでご連絡ください。

❖年会費の振込先:郵便振替口座/00930-5-155607 加入者名/日本有機農業学会