NEW!日本有機農業学会メールマガジン第065号(2025年9月10日)

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□■□        日本有機農業学会メールマガジン         □■□

             第065号  2025/9/10

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❏ 第26回日本有機農業学会静岡大会+有機農業研究者会議のお知らせ
❏ ‟有機農業”の窓:①【いばらき有機農業技術研究会 2025年度有機農業技術セミナー】参加者募集のお知らせ
②【2025年度 日本農学会シンポジウム】のお知らせ
③【宇都宮大学農学部教員の公募】のお知らせ
④【茨城大学農学部教員の公募】のお知らせ
❏ 新刊書のご案内

※「‟有機農業”の窓」は学会事務局に送られてきた広報依頼について、
会員の皆様にとって有益と判断した情報を掲載しております。
※「新刊書のご案内」は学会事務局に送られてきた会員の新刊書等を掲載しております。
随時、掲載依頼を受け付けておりますので、著者ご自身で紹介文をお送り下さい。
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 第26回日本有機農業学会静岡大会+有機農業研究者会議のお知らせ
第26回日本有機農業学会静岡大会は、「有機農業研究者会議」との一部合同開催となります。
本大会では、静岡県における有機農業推進の取り組みに焦点をあて、地域の農家による実践と研究者との協働の事例を紹介します。
さらに、会員の皆さまによる研究発表を通じて、有機農業の新しい展開に向けた活発な研究交流を行います。
有機農業の今と未来を共に考える貴重な機会です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

開催日:2025年12月5日(金)~7日(日)
場所:静岡県立農林環境専門職大学および現地見学(静岡県内)

1.参加費について
見学会(12月5日):3000円
大会企画(12月6~7日):会員(学生会員以外)5,000円、非会員 6,000円 、学生3,000円
有機農業研究者会議(6日)のみ参加:3000円

2.個別発表(口頭発表およびポスター報告)の申し込みについて

発表申込受付:10月1日(水)から11月7日(金)
→Petix大会ページ(10月公開)にてお申し込みください。 (口頭発表は学会員のみ可)

発表要旨の提出期限:11月14日(金)
→タイトル、氏名、所属を記入し、大会事務局アドレス (yuki.gakkai.newsletter[アットマーク]gmail.com, アットマーク=@)へ送信してください。

*要旨の書式はこちらよりダウンロードしてください。
*ポスターサイズはA0サイズまで。ポスター賞(会員のみ)があります。

3.大会の予定(都合により時間、タイトルなど変更になる場合があります)

12月5日(金) 見学会

12:00~12:25 藤枝駅集合
12:30 貸切バスにて出発
12:45~13:45  oryza farm株式会社 見学
14:30~15:30 人と農・自然をつなぐ会見学
16:00~17:00 静岡県農林技術研究所茶業研究センター見学
17:30 掛川駅解散

12月6日(土) 日本有機農業学会・有機農業研究者会議合同企画

9:00 受付開始
9:30~9:45 開会案内、スケジュール案内
9:45~11:25 日本有機農業学会+有機農業研究者会議セッション(1)
コーディネーター:稲垣栄洋(静岡大学)
基調報告「静岡の有機茶の現状と課題(仮題)」西川博(静岡県農林技術研究所茶業研究センター)
コメンテーター:杵塚一起(人と農・自然をつなぐ会)、佐藤勝彦・堀井聡(株式会社かけがわ有機の郷)、
吉田克志(農業・食品産業技術総合研究機構)、後藤昇一(元・静岡県農林技術研究所茶業研究センター)

11:25~11:35 休憩
11:35~12:45 日本有機農業学会+有機農業研究者会議セッション(2)
コーディネーター:田渕浩康(農業・環境・健康研究所)
コメンテーター:松下明弘(oryza farm株式会社)、舘野廣幸(民間稲作研究所)、
宮田雅和(なごみ農園)、唐澤敏彦(農業・食品産業技術総合研究機構)

12:45~15:00 昼食・休憩、ポスターセッション

15:00~17:30 地域セッション「オーガニックビレッジをどう進めるか(仮題)」
コーディネーター:吉田茂(NPO法人しずおかオーガニックウェブ)
報告者:難波喬司(静岡市長) 、未定(藤枝市) 、未定(農林水産省)
コメンテーター:谷口吉光(秋田県立大学)、澤登早苗(恵泉女学園大学)

18:00~20:00 情報交換会(静岡県立農林環境専門職大学食堂)

12月7日(日) 日本有機農業学会単独企画

9:00 受付開始
9:30~12:00 個別報告
12:00~13:00 昼食・総会 13:00~13:20 学会賞授与式
13:20~17:00 全体セッション「有機農業の社会的使命とは何か Part2)
健土健民とOne Health―有機農業科学から見た健全な土・作物・人のつながり―」
座長:甲斐貴光(人間環境大学)
第1報告「土を健やかに、人を健やかに ― リンゴ栽培における有機栽培の実践とその可能性」甲斐貴光(人間環境大学)
第2報告:「土の健康と植物の健康:ワンヘルスの基礎として」村本穣司(カリフォルニア大学サンタクルーズ校)
第3報告「有機農業を通した「農医連携」の意義」加藤孝太郎(公益財団法人農業・環境・健康研究所)
第4報告「海外の有機農業研究事例にみる土壌肥料・病虫害管理とOne Healthの展望」
池田成志(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)
コメンテーター:谷川彩月(人間環境大学)

10月からPetixの大会ページにて口頭発表およびポスター報告の申し込み、参加申し込みを開始いたします。
ふるってのご参加お願いいたします。

ホームページはこちら→第26回(静岡)大会+有機農業研究者会議のお知らせ|日本有機農業学会
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 ‟有機農業”の窓:いばらき有機農業技術研究会 2025年度有機農業技術セミナー】のお知らせ
(仮題)農業から気候変動を食い止める ― 有機農法による土壌と生態系再生の技術と展望~大豆・麦・ヒマワリ等の有機栽培による環境再生型農業の可能性~

  1. 実施概要
    日時:2025年9月27日(土)9:30~16:00
    午前会場:友部コモンズ農場(茨城県笠間市)
    午後会場:笠間市友部公民館 3階大ホール(定員240名)

主催:いばらき有機農業技術研究会
共催:日本有機農業学会
共催(依頼中):茨城大学GTech、(一社)日本有機加工食品コンソーシアム、
NPO法人友部コモンズ、笠間城里地域有機農業推進協議会
協賛:エコー茨城環境保全基金、いばらきコープ環境基金、JA茨城中央会、JA常陸、JA水戸

  1. テーマ
    近年、農業現場における気候変動の影響は年々大きくなっています。
    有機農業(化学肥料や合成農薬を用いない栽培)は、土壌の有機物循環を高め、
    生物多様性を保全することを通じて、気候変動緩和に貢献する可能性が示されています。
    また、土壌構造の改善によって豪雨や干ばつに強い圃場を形成し、病害虫に対する作物の健全性を高める効果も期待されます。
    本セミナーでは、大豆・麦・ヒマワリなど穀物系作物を対象に、
    研究者からの報告と有機農家による現場実践の紹介を行い、環境再生型農業の展望を共有します
  2. 期待される効果
    県内有機農家が、環境と有機農業の関係をより深く理解し、持続可能な営農へ取り組む意欲を高める。
    慣行農家が、環境保全と農業経営の両立の可能性を認識し、新しい挑戦への契機とする。
    有機農業に関する誤解(例:不十分な知識による「中途半端な無農薬栽培」の失敗など)を解消し、正しい理解を広める。
  3. プログラム
    午前の部(圃場研修会|友部コモンズ農場)
    9:30 集合・受付開始
    10:00 圃場研修開始
    テーマ:「不耕起栽培の試みと課題 ― 現状と今後の方向性」
    担当:小松崎将一、松岡尚孝、友部コモンズ圃場スタッフ

11:30 昼食・移動(予約制弁当1,000円)

午後の部(技術セミナー・シンポジウム|笠間市友部公民館)
13:00 開会挨拶(松岡尚孝)
13:10~14:20 基調講演
「有機農業と生物多様性 ― 環境再生型農業の可能性」(仮題)
講師:金子信博 氏(横浜国立大学・福島大学名誉教授、島根大学客員教授)

14:20~14:30 休憩
14:30~15:10 研究報告
「関東地域における大豆有機栽培技術体系」(仮題)
講師:田澤純子 氏(農研機構 中日本農業研究センター グループ長)

15:20~16:15 現場実践者による報告(各15分)
– パラダイスビアーファクトリー(茨城県鹿嶋市):無肥料大豆・麦栽培と加工販売
– 尺尺ファーム(茨城県桜川市):有機大豆・麦栽培と加工販売
– 香川県まんのう町:ヒマワリによる景観・土壌保全栽培と加工品製造

16:15~16:20 休憩
16:20~17:00 クロストーク・質疑応答・全体対話
モデレーター:小松崎将一(茨城大学)

5. 参加申込

以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/pFKRNKUuMeuZgPG28

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  ‟有機農業”の窓:【2025年度 日本農学会シンポジウム】のお知らせ
テーマ: 「農学における健康とは?」
日  時:2025年10月 4日(土)10:00~

会  場:東京大学弥生講堂 対面 ・ オンライン配信 のハイブリッド開催

主な対象:一般、学生、院生、若手研究者

講演要旨:講演要旨のPDFは後日農学会HPに掲載します。

冊子は別売(500円/1部-要事務局連絡)

事務局連絡先(電話:03-5842-2287、FAX:03-5842-2237、E-mail:office@ajass.jp

参加方法:会場参加は直接会場にお越しください。

オンライン参加者の方は事前登録をお願いいたします。

https://forms.gle/iiYzg1mvqSftKfSQ6

プログラム:

「人と植物の健康に影響を及ぼす植物の微量気体の交換」
谷 晃(静岡県立大学食品栄養科学部)

「気候変動下におけるコメの眠りと澱粉代謝」
三ツ井 敏明(新潟大学社会連携推進機構)

「家畜健全育成からヒトの健康生活の向上に貢献するイムノバイオティクスの魅力」
北澤春樹(東北大学大学院農学研究科

「食と健康 -食品の機能性の観点から-」
山本(前田)万里(農研機構 食品研究部門)

「樹木医学の視点から見た樹木の健全性」
太田祐子(日本大学生物資源科学部)

「水産生物の健康とヒトとの関わり:養殖業の健全で持続的な発展のために」
佐野元彦(東京海洋大学学術研究院)

「気候変動・食料危機と土壌の健康」
藤井一至(福島国際研究教育機構)

「食と生態系の健康を支える有機農業の可能性 -「環境再生型農業」の再定義-」
金子信博(島根大学生物資源科学部

「生物多様性と人々のウェルビーイングをつなぐ農業の役割」
橋本 禅(東京大学大学院農学生命科学研究)

「総合討論」
司会 金子豊二(日本農学会副会長)

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‟有機農業”の窓③:宇都宮大学農学部教員の公募
専門分野:環境共生経済学分野、ソーシャルビジネス分野
詳細は以下のページからご確認ください。応募締切は9月30日(火・必着)です。

宇都宮大学教員公募要領
https://www.utsunomiya-u.ac.jp/outline/saiyojyoho.php
同公募要領のJRECのサイトリンクhttps://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125072239

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有機農業”の窓④:茨城大学農学部教員の公募
専門分野:農作業学分野、とくに作物生産と環境保全の調和に関する研究分野、とくにスマート農業あるいは有機農業に関する研究業績があることが望ましい。
詳細は以下のページからご確認ください。応募締切は10月31日(必着)です。

茨城大学教員公募要領 https://www.ibaraki.ac.jp/m/recruit/#teacher

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❏ 新刊書のご案内
関根佳恵『どう進める?オーガニック給食』農文協ブックレット、
2025年6月、A5判  100頁、1100円(税込)
どう進める? オーガニック給食 | 編集室からとれたて便

昨今、オーガニック給食(有機給食)の取り組みは盛り上がりをみせているように思える。
オーガニック給食と無償化を結び付けようとする動きも生まれている。
しかし、実際に導入しようとすると、なかなか地域住民から同意を得るのは難しいのが現状だ。
「慣行食品のままではダメなのか?」「有機食材は高価だから給食費が高くなる…」「安定的な調達ができない」
「有機農業に取り組みたいけど、どうすればいいかわからない」「政府が公共調達に介入するのはルール違反では?」といった声があがる。
本書は、オーガニック給食を進める基盤となる考えを、社会モデルを用いて、わかりやすく解説。
さらに、ブラジル・アメリカ・韓国・フランスの実践事例から、オーガニック給食を導入するうえでの課題解決の糸口を見つけていく。
これから取り組みたい人、気になっている人にむけたオーガニック給食の教科書!

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❖発 行:日本有機農業学会
❖事務局:SOUBUN.COM ソウブン・ドットコム内
〒116-0011 東京都荒川区西尾久7-12-16
E-mail:yuki_gakkai [アットマーク] soubun.org
❖編集・送信:林薫平(事務局長)・渡邊芳倫(理事)

メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジンへの情報掲載のご依頼(毎月10日締切)、その他お問い合わせは、上記までメールでご連絡ください。

❖年会費の振込先:郵便振替口座/00930-5-155607 加入者名/日本有機農業学会