NEW!日本有機農業学会メルマガ 068号

日本有機農業学会メールマガジン第068号(2026年2月13日)
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第068号  2026/2/13

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❏ 会長就任のご挨拶
❏ 会長退任のご挨拶
❏ 第25回(静岡)大会 のご報告
❏ ‟有機農業”の窓
❏ねのわ特別シンポジウム『持続可能な農業の未来を考える』のお知らせ
❏日本有機農業研究会・第52回全国大会のお知らせ
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 会長就任のご挨拶 

2026年1月より2年間、第14期の日本有機農業学会長として選出していただきました石井圭一と申します。専門領域は農業経済学です。これまでヨーロッパの農業政策を主たる研究対象としてきました。日本の農政に比べれば、EUやその加盟国ではかなり早い時期から農業生産をめぐる環境保全や環境汚染の課題が農業政策に取り込まれてきました。おのずと私の研究の関心も有機農業振興を含め農業政策における環境課題の統合という点にたどり着きました。EU諸国では需要の高まりを背景に有機農業についても2000年代に入り飛躍的な発展を遂げており、その過程の政策形成や制度構築は日本の有機農業の発展にたいへん示唆的だと考えています。また、農学研究は強く政治や政策の作用を受ける実践科学であるため、社会的な背景に強い影響を受ける科学の一領域です。EU諸国では有機農業振興をはじめ、環境保全が農業政策に根付いた影響が農学分野の研究課題や研究組織、人材の配置に顕著に現れており、日本の農学研究の景色と大いに異なってきたと感じています。

さて、日本有機農業学会は 「理論的かつ実践的に有機農業に関わってきた研究者、技術指導者、生産・流通・消費に関わる人々が相集い、有機農業の健全な育成・発展の道筋を論議」(設立趣意書より)する場として設立されました。有機農業の発展という研究対象をめぐって農学や生態学をはじめとした自然科学分野の研究者や、社会学、人類学、経済学などの人文社会科学の研究者が学際的に集うだけでなく、技術指導や生産・流通・消費の実践者も集うことで、科学的な知見と実践からの知見が行き交うユニークで貴重な場となっています。このような日本有機農業学会の特性がさらに発揮され、有機農業のいっそうの発展に貢献できるよう、第14期理事会のみなさんと取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いします。

第14期会長 石井圭一
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 会長退任のご挨拶
 2025年12月7日の総会をもって、会長職を石井圭一さんに引き継ぎ、退任することとなりました。在任中は、理事、監事、事務局、各種委員会委員、そして会員の皆さまに多大なるご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
在任期間中は、学会運営の持続性と活動の活性化を意識しながら、いくつかの取り組みを進めてまいりました。とくに、事務局の業務負担軽減を目的として事務局業務の外部委託を実施し、運営体制の安定化を図ることができました。また、学会活動の成果を広く共有する取り組みとして、有機農業学会優秀ポスター賞を東京大会から新設するとともに、学術賞および実践賞を静岡大会から新たに設けることができました。さらに、有機農業学会と有機農業研究者会議の合同開催を実現し、多くの会員・非会員の参加を得て、学術と実践をつなぐ活発な議論の場を創出できたことも、印象深い成果の一つでした。
理事会につきましては、平日の夕方開催という設定にもかかわらず、毎回熱心な議論を重ねていただきました。とりわけ、海外在住の理事の皆さまには、時差のある中でも継続的に参加いただき、学会運営に多大な貢献をいただきましたことに、深く感謝申し上げます。
このように、多くの皆さまの支えと協力のもとで、無事に任期を全うすることができました。改めて、関係者の皆さま一人ひとりに御礼を申し上げます。
今後は一会員として、有機農業の研究と実践のさらなる発展に貢献していきたいと考えています。学会の一層の発展と、会員の皆さまのご活躍を心より祈念し、退任のあいさつといたします。
これまで本当にありがとうございました。

第13期会長 小松﨑将一
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 第25回(静岡)大会・有機農業研究者会議の報告
12月5日(金)は現地見学会、6日(土)は有機農業研究者会議との合同企画、7日(日)は大会企画を静岡県立農林環境専門職大学との共同開催で実施しました。見学会の参加者は42名、大会参加者は155名(正会員51名,非会員39名、学生26名、研究者会議(6日のみ)13名、地域の参加者26名)、オンライン参加13名と多数の方にご参加をいただき、無事に終了いたしました。ご協力いただいたすべての皆様にお礼申し上げます。
理事・大会実行委員長 横田茂永

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 ‟有機農業”の窓 
ねのわ特別シンポジウム『持続可能な農業の未来を考える』
    農業の未来を考える「ミカンを食べれば二酸化炭素が減る?」
  環境再生型かんきつ農業とバイオ炭がつくるゼロカーボンの未来 ―
■ 日時:2026年2月21日(土)13:30~17:30(受付 12:30~)
■ 会場:愛媛大学 農学部 大講義室
(〒790-8566 愛媛県松山市樽味3丁目5番7号)
■ 開催形式:対面+Zoomによるハイブリッド開催
※オンライン参加希望の方は事前登録が必要です

■ 参加登録:ホームページよりお申込みください https://etjapan.org/
■ お問い合わせ先:ユウギボウシ愛媛 大橋麻輝
E-mail:mikaring.p@gmail.com
【趣旨】
環境再生型かんきつ農業の実践とその科学的根拠を共有し、果樹園を中心とした土壌炭素貯留、バイオ炭利用、森林・水田との連携による地域循環型ゼロカーボン農業の可能性について、学術的・社会的に議論することを目的とします。
【講演内容(予定)】
・環境再生型かんきつ管理の実践  宮部 元治(ユウギボウシ愛媛)
・果樹園における土壌炭素貯留の可能性  小松﨑 将一(茨城大学)
・バイオ炭製造技術と地域循環― エネルギーと農業をつなぐ炭化システム ― 島田 勇巳(高槻バイオチャーエネルギー研究所)
・炭素を活かした農業と地域資源循環の実践  猪谷 保富(株式会社すみそだち)
・環境再生型管理が土壌環境と果実品質に与える影響  甲斐 貴光(人間環境大学)
・炭化技術の定着とかんきつ廃材の地域利用、森とのつながり  鶴見 武道(千年の森をつくる会/元愛媛大学)
・バイオ炭の水稲利用と農業全体への展開  浅木 直美(愛媛大学)
・環境再生型かんきつ農業の社会実装と地域循環モデルの可能性  大橋 麻輝(一般社団法人エシカルテロワールジャパン※2026年2月設立予定)
【対象】研究者、行政関係者、農業者、学生、一般市民
【共催(依頼中含む)】ユウギボウシ愛媛、茨城大学Gtech、高槻バイオチャーエネルギー研究所、日本有機農業学会、愛媛大学
ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加・ご周知いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

日本有機農業研究会・第52回全国大会開催
下記の通り開催されます。奮ってご参加ください。
1.日時:3月14日(土)~15日(日)
2.場所:姫路商工会議所
姫路市下寺町43(JR姫路駅から徒歩約20分)
3.参加費:①まずA~Dコースをお選びください。
A 全日程参加:13,500円   全体会・分科会+懇親会+現地見学会(貸切バス)
B 1日目のみ・懇親会あり:10,000円   全体会・分科会+懇親会
C 1日目のみ・懇親会なし:3,000円  全体会・分科会
D 懇親会のみ:7,000円  懇親会
4.大会内容:
3月14日(土)
12:00~13:00 受付
13:00~13:15開会行事
13:15~15:00全体会
講演Ⅰ「これからの有機農業運動」
講師:保田 茂氏
神戸大学名誉教授  NPO法人兵庫農漁村社会研究所理事長
講演Ⅱ「今、なぜ有機農業が必要なのか?~学びが社会的使命を深化させる」
講師:西村いつき氏   NPO法人兵庫農漁村社会研究所理事
兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科客員准教授
15:45~17:15分科会
17:00~17:45種苗交換会
18:00~20:00懇親会

3月15日(日) 現地見学会    (神河コース/ たつのコース)
〇詳しくは大会ホームページ ひょうご大会2026 をご覧ください。

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❖発 行:日本有機農業学会
❖事務局:SOUBUN.COM ソウブン・ドットコム内
〒116-0011 東京都荒川区西尾久7-12-16
E-mail:yuki_gakkai [アットマーク] soubun.org
❖編集・送信:
中塚華奈・横田茂永・飯塚里恵子・山本奈美

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加入者名/日本有機農業学会